市場が形成されたにもかかわらず、新入社員は急速に転職志向を減退させていった。何が起きたのか。同じ傾向をたどっているデータがある。「若いうちならフリーアルバイターの生活を送るのも悪くない」という質問に賛同する回答は、2003年までは4割を超えていたが、2010年には20.6%にまで低落している。フリーター問題は、90年代後半にはすでに社会問題化していた。大卒無業者が2割を超え、社会は若年雇用の新たな問題に頭を悩ませていた。
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一方で、若年当事者は、そのような生き方に肯定的であり、この問題が単に求人が激減したからではなく、若年の就業意識の変化にも要因があることは明白だった。しかし、突然若年層の意識は変わり始めた。