国防長官として政権に参加した当初、ドナルド・ラムズフェルドはボタンダウンシャツをよく着ていた。しかも合わせるスーツに統感がないため、存在感がどこか希薄になりがちだった。束部エスタブリッシュメントを「ボタンダウンーボーイズ」と呼んだりするが、アイヴィーリーガーが好むボタンダウンシャツは、ブルックスーブラザースによって1900年に発売された。ポロ競技を観戦していたジョンーE・ブルックスが、風にはためく襟を身頃に縫い付けたボタンで留めることを思いついたことによる。ボタンダウンシャツはつまり、アメリカを代表するシャツであり、20世紀を生きてきたアメリカの歴史そのものでもある。ただし、そのルーツからも明らかなように、ボタンダウンシャツはスポーツシャツに属し、ブレイザー(いわゆるブレザ・ジャケット)などには相応しいが、ダークスーツに合わせるべきシャツではない。ジョン・F・ケネディを紹介するさまざまな文章のなかに、しばしば「ボタンダウンを愛用した大統領」とある。とりわけ日本の服飾評論家の多くが、ボタンダウンシャツとケネディを結びつけている。しかし大統領執務室にいるとき、そしてスーツを着用するとき、彼はけっしてボタンダウンシャツを合わせることはなかった。これは「ケネディ=東部=アイヴィー」から生まれた神話で、ジョン・F・ケネディがボタンダウンシャツを着るのはクルージングに興じるときなどにかぎられていた。彼はじつにクラシックなスーツスタイルを愛した。大統領時代、旧ソビエト連邦大統領のフルシチョフと同じ仕立屋でスーツを誂えたのは知られざるエピソードのひとつだ。
[参考サイト]
コナカのスーツ
http://www.konaka.jp/
COLLECTORS通販サイト
http://www.bottegaveneta.jp/ja_JP/shop-products/Mens/designer-handbags
ボッテガ・ヴェネタ 公式オンラインストア
http://www.bottegaveneta.jp/ja_JP/shop-products