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カットの種類

カットの形式は大きくわけると三つあります。まず一つ目は、ほとんどの透明石になされるカットで、いくつかの面をつけるものです。一つひとつの面をファセットといい、このカットをファセット・カットといいます。一般に知られているダイヤモンドのブリリアント・カットもこの形式の中に含まれます。マーキーズ、オーバル、ハート・シェイプ、エメラルド・カット、ペアーシェイプ、バケットなどもこのファセット・カットに入ります。二つ目は、半透明から不透明の石に多く施される山形のカボッション・カット。カボッションとは「はげ頭」のことです。はげ頭のようなカボッション・カットにも高い山形のハイ・カボッション、低い山形のロー・カボッションなど、いくつかの種類があります。ハイ・カボッションはトルコ石やアメジストなどに、ロー・カボッションはガーネットやオパールなどに向いています。このカボッションにはふたつの利点があります。ひとつはオーバル・カットなどと比べてカラット数が大きくなること。もうひとつは、カボッションだとわりあい宝石の中の傷がめだたないということです。三つ目は、上部が山形のカボッション・カットで、下部が面のあるファセット・カットを施したミックス・カットです。この石にはこのカットと最初から決めつけずに、ちょっと意外なカットの良さもわかると楽しいと思います。カットの種類によって石の表情が変わります。石の良さを引き出し、個人の好みとデザイン的にみてぴったりとくるものであればよいわけです。