幼児が積極的に環境にかかわり、活動を展開する場合、その活動は多様な仕方で展開される。この多様な仕方でということは、様々な形態の活動が行われることも意味するし、一つの活動が変容し、新たな発展をしていくことも意味する。幼児一人一人の興味や関心を大切にして指導するためには、様々な形態の活動が行われることも重要である。しかし、幼稚園、保育園教育のねらいを達成していくためには、幼児が活動に没頭し、遊び、充実感や満足感を味わっていくことが重視されなければならない。活動を豊かにすることは、いろいろなことをできるようにすることと同じではない。重要なのは、活動の過程で幼児自身がどれだけ遊び、充実感や満足感を得ているかであり、活動の結果どれだけのことができるようになったか、何かできたかだけをとらえてはならない。なぜなら、活動の過程が意欲や態度をはぐくみ、生きる力の基礎を培っていくからである。そのためには、一つの活動に没頭して取り組むことができることも大切である。
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