試着をするときに気をつけたいこと。まず1番目は、試着室の鏡は少し歪んだ鏡を置いているところがほとんどなので、その前に立つと、脚が細く、長く見えるのです。だから、試着をした後は、必ず試着室から出てみる。そして店内を歩き回ってみること。正面だけでなく、横目でちらりと鏡を見てみること。写真を撮るときにも似て、「これ!」と思った服を着たとき、人は自分を肯定しようと思うので、自分のベストな姿を正面の鏡に映そうとしてしまうのです。だからこそ、不意な瞬間の自分をチェックすることはとても大切。そしてもう一つ、色め。おしゃれなショップは暗いことが多いし、デパートの中のブランドのブースは、蛍光灯の色で「正しい色」がわからないことが多い。道路に面した路面店では、窓の近くで、ときに店内から出て、「正しい色」を確認することが大切です。そうでないところでは、蛍光灯の真下は避けて、色や素材をチェックしたい。試着とは、文字通り、試し着ること。もしパンツをトライしているなら、スニーカーではなくヒールの高さが違う靴を借りて、ベストな丈を探るべきだし、ジーンズをはいたときは、膝を曲げたり伸ばしたり。ジャケットの場合は、腕を上げたり下げたりすることが大切。日常の動作に近いことをして、本来の着心地を体験するべき。「何かが違う……」と思ったら、「またにします。ありがとう」とにっこりすればいいのです。
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